健康と長寿の秘訣 『オートファジー』

 オートファジーとはオート(自ら)+ファジー(食べる)=自食作用 という意味。

 これは細胞が内部の物質を分解して再利用する現象のことで、近年の研究でオートファジーは老化や病気を防ぐことに深く関連があることが分かってきています。

 細胞内には、タンパク質やミトコンドリアなどの物質が多く存在していますが、それらが古くなったり酸化して傷ついたりして細胞内に蓄積されていくと、細胞の働きが悪くなり全身にさまざまな悪影響を及ぼします。

 このような不要になった物質の蓄積を防ぎ、細胞内部を浄化し、細胞内部のあらゆるダメージを防ぐ働きがオートファジーです

 このオートファジーの作用を促進させてあげることで、老化の防止や免疫の活性化に役立つことが分かってきています。

 オートファジーを促進するひとつの方法として、大人の方にはプチ断食が有効とされています。

 夕食を夜8時までに済ませ、翌朝は固形物を摂取することを避け、お茶や野菜ジュース、スープ、だし汁など水分のみとして、お昼12時まで16時間の断食をするというものです。

 さらに抗酸化作用のあるビタミンEとCもオートファジーを促進するという研究結果も発表されています。

 皆さんもプチ断食でオートファジーを活性化させてみてはいかがでしょうか?